日南市重点戦略プラン2025
現在、人口減少や激甚化する災害など、将来に対する不安や懸念が高まっている一方で、東九州自動車道の開通により、新たな人の流れが生まれるなど、変革の好機が訪れています。
そのため、市民生活を守る取組を進めることを前提としたうえで、持続可能なまち、選ばれるまちとなれるよう未来を創り出す人材の育成や、魅力あふれる資源の磨き上げなどを、重点的に取り組んでいきます。
「創る。挑む。」というコンセプトを軸に、
私たちが目指す将来像
魅力あるまちを創り、選ばれるまちを目指します~

今ある価値を伸ばし、新たな価値を創造し、日南らしさを魅力に、このまちに住んでみたい、ずっと居たい、また戻ってきたい「住みたい 住み続けたいまち」を創ります。

私たちのメッセージ
「選ばれるまち」へ
日南市には、海、山、人という、魅力あふれる豊かな資源があります。
私たちは、飫肥藩の時代から受け継がれる「創造性」と「挑戦する心」を胸に、これらの資源を、さらに磨き上げ、未来へとつなぐまちづくりに挑んでいます。それは、子どもたちが夢を描き、誰もが「住みたい、住み続けたい」と心から思える、活力に満ちた「選ばれるまち」日南市を創ること。
しかし、この大きな挑戦は、私たち日南市だけでは成し得ません。
私たちが描く未来を、より確かなものにするために、企業の皆様との連携・そして
力が必要です。
私たちの想い「創る。挑む。」に共感していただき、温かいご支援をいただくことが、日南の未来を拓く大きな力となります。
私たちと共に「オール日南」で、このまちの未来を一緒に創りませんか。
皆様のご支援を心よりお待ちしております。
日南市市長
日南市重点戦略プラン2025の背景

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飫肥藩の歴史から生まれたコンセプト「創る。挑む。」
江戸時代、日向国(現在の宮崎県南部)に位置した飫肥藩は、四方を薩摩藩や熊本藩といった強大な藩に囲まれ、厳しい環境にありましたが、武力ではなく独自の戦略で藩を守り抜きました。
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およそ100年にわたる薩摩藩との壮絶な領土争いを経て、飫肥の地を治めることになった藩主である伊東家は、人材育成と殖産興業に力を注ぎました。藩校「振徳堂」を開設して藩士の子弟に学問を奨励し、後に世界の外交の舞台で活躍した明治の外交官・小村寿太郎をはじめとする優れた人材を輩出しました。

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また、財政基盤を強固にするため、特産品である飫肥杉の植林を奨励し、藩の主要な財源を生み出し、安定した財政基盤により、藩の存続を確かなものにしました。
人材の育成や産業の振興という『創る」力で藩を守り、飫肥杉の植林や藩校の設立といった、未来を見据えた新たな試みに「挑む」姿勢が、藩の発展を支えてきたのです。


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飫肥藩の歴史は、危機に立ち向かい、「創造性」と「挑戦する心」で新たな道を開く力を教えてくれます。それが私たちのまちづくりの源泉です。
そして、今、急速な人口減少と高齢化という未曽有の危機に直面しており、かつての飫肥藩士たちのように、自らの知恵と力で未来を切り開いていかなければなりません。

飫肥藩の誇り高き歴史から導き出された「創る。挑む。」というコンセプトのもと、市民一人ひとりがまちの未来について考え、新たな価値を創造し、一歩を踏み出すことで、明るい未来を創っていきます。
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